江藤潤さん 8年前亡くなった原田芳雄の餅つき会は今も継続

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 20歳で歌手デビューして俳優に転向、70年代は映画「祭りの準備」やドラマ「青春の門」で青春スターとして活躍し、渋い演技でファンを魅了し続ける江藤潤さん(67)。気取らない性格で慕われ、貴重な体験が多い……。

  ◇  ◇  ◇

 アルコールは大好きで、これまで使った酒代は一山買えるくらいかな(笑い)。若い時から日本酒党です。おふくろのおかげで肝臓をはじめ、内臓が強いみたいで、若い頃は1升空けても気持ち悪くなったりしなかった。塩辛とかアテはひとつあればよくて、モクモク、ダラダラ飲む(笑い)。

 新宿のやさぐれた雰囲気が好きで、西口のションベン横丁に始まってゴールデン街の「クラクラ」「ガルガンチュア」、3丁目のスナック、道路を渡って2丁目へ。仕事終わりの流れで仲間と飲みに行ったり、ひとりで馴染みの店に行ったり。一晩で3、4軒回るのが普通でした。

 業界では「キレイに飲む」って評判でね。乱れないよう気を張っていたんです。というのは、亡くなったオヤジが酒乱でね。水道局に勤める役人だったんで、職場で鬱憤がたまったんでしょう。飲んで帰っては夫婦ゲンカしていました。

 おふくろをどつきはしなかったけど、飲むと豹変する姿を見て「オレは絶対お酒は飲むまい」と思っていました。いつの間にか飲むようになってたけど、「オヤジのように乱れまい」と自分を殺して飲んでいた。まずいなと思うと、トイレに行って吐いて、戻ってまた飲んでいましたね。

 24歳の時に主演したドラマ「青春の門」で人気が出たら、「薔薇族」っていう男性同性愛者の雑誌で人気投票ナンバーワンになっちゃってね。当時二枚目で人気の三浦友和を抜いて(笑い)。おかげで2丁目では「お勘定はいいから、またいらして!」って、どこに行ってもごちそうしてもらいました。

 ある時、3丁目でひとりで飲んでたら、これから2丁目の店に出勤するホステスがいて、誘われてその人の店に行ったんです。そこでママを紹介されて話してたら、僕を誘ったホステスが嫉妬して、ママとケンカを始めちゃった……なんてこともありました。

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