著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

年末に“偽マイクロソフト”のとんだネット詐欺に遭いかけた

公開日: 更新日:

 と続き、「マイクロソフト フリーダイヤル03~~に連絡下さい」と。「無料」の表記、「下さい」が漢字統一されてない、取り外し? と不可解な文だ。詐欺だと直感したならシャットダウンすればよかったのだが、こっちは原稿書きを早く終わらせたいし、0120じゃない変なフリーダイヤルに電話してみたらすぐつながり、中国語が抜けない感情ゼロの日本語を話す女の声に従って、そやつの画面リモート操作も許してしまったのだ。

 画面のあちこちをいじくり回され、自分の部屋中を荒らされてる気がした。「ウイルスが入ってセキュリティーが外されてます、新しく申し込んで下さい。1年間で3万5000円です。でないとこれは作動できません」といまいましい女だ。フィッシング詐欺だとわかった。ならばだまされてやるか。「オレはネットで買い物はしないし、カードもないし現金もない。どうすんだ?」と聞くと、

「20分お待ちますから、コンビニでグーグルプレイカードを購入してきて……」

 何が、お待ちます、だ。「ならおまえが立て替えて先に払っといてくれ」 と言うと、電話を切りやがった。本物のマイクロソフトに連絡すると「最近この手口の感染がはやってまして」と。中国系のネット詐欺集団に間違いない。PCの修復に1日かかった。地獄に突き落としてやりたいが。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差