小泉今日子が「あいまいな自粛要請」で踏み切った舞台現場
米倉涼子が所属事務所を退社、その前は中居正広――大物の独立が続いている。ところで2018年に独立したあの人は……。大手プロから独立した小泉今日子である。
25日、世田谷パブリックシアターで「2020年マイ・ラスト・ソング~久世さんが残してくれた歌~『懐かしの水曜劇場編』」(東京公演)が行われた。小泉、独演の舞台だ。
■消毒、マスクの防護態勢
新型コロナウイルスの影響で演劇やコンサートが軒並み中止という中での開催。小泉は開催するか悩んだが、19日の政府の重大発表が「ふんわりとあいまいな自粛要請だったからやることにした」と冒頭で自ら開催に至った経緯を説明。入り口では消毒、マスクをしていない人にはスタッフがマスクを配る万全の態勢で行われた。
■恒例の恩師・久世光彦の世界
同公演は08年から行われている。演出家でもあり、小泉の恩師でもある演出家・久世光彦のエッセー「マイ・ラスト・ソング」の世界を朗読と歌でつづるもので、小泉は久世のエッセーを朗読、「時間ですよ」や「ムー」のドラマや出演者について語り、さらには浜田真理子の歌に合わせ、郷ひろみと樹木希林の「お化けのロック」を控えめに歌う場面も。観客も普通に楽しんでいた。