ニッチェ江上敬子の「最高の男」は旦那…サイテーの男は?
■バーで出会ったダサい「深夜2時の男」だったけど
サイコー男は旦那としか言いづらい(笑い)。出会いは6年くらい前。まだ20代だった頃。
私が一人で行くバーに旦那も一人で来ていました。夜遅くまで仕事をした後に一人で飲んでいるので、私は「深夜2時の男」と名付けてました。
私はフラれて傷心の時期でしょっちゅうそのバーにいたから、顔を合わせるうちに話をするように。
旦那は私を気になってくれたみたいだけど、私はまったくタイプではなかった。一言でいうとダサイ人。オバマ大統領の顔がプリントされたTシャツに、ボロボロのジーパン、便所サンダルみたいなのを履いて、自転車をキーコキーコ鳴らしてバーに来る。男としてまったく意識してなかった。
でも、バーのマスターや男の常連客がこぞって「あいつはいい人だ」「友だち思いだ」とみんな言うわけです。
心に一番響いたのは旦那の仲のいい飲み友だちが余命わずかのがんになった時に、旦那がとった行動。その友だちが自宅療養でもお金が入るように、ネットを使った仕事のシステムを、旦那が作ってあげたそうです。