バリカンで丸刈りにしてみたら「ハゲ」を受け入れられた
内間です! 最近つくづく「受け入れる」って大事だなと思います。というのも突然、娘に「パパ、ハゲてきたね」と言われたからです。鏡で見てみると確かに頭頂部が南北に分裂しようとしている。それを見て僕はうれしくなりました。あっ、ハゲてきたのを喜んでいるわけではないですよ。よくここまで(43歳)持ったな~という思いと、それを見ても動じない自分に喜んでいるのです。
僕が最初に分裂を確認したのは22歳の頃。ショックでした。もう頭の中でどんどんハゲていく想像しか出来ません。周りの目を気にして人と会うのを避け、人恋しい時は電話のみ。
人と接することがあっても強がりで一切頭髪の話題を出さないので「この人こんなにハゲてるのに全然気にしてないんだ!?」とヘンに一目置かれたりしつつ、自分の頭髪より劣ってるターゲットを探して優越感に浸り、自分の中でハゲでもつじつまが合う年齢になってから、ようやく人並みに行動範囲を広げ、気がついたら人生の終末に……怖くなりました。毎日毎日どうしようかと気にしてました。
そこで思いついたのが隠蔽工作。強力なツイストパーマをかけての島の拡張と風対策にスーパーウルトラハードスプレーでコーティングすることに全精力を注ぎました。我ながら完璧。また運がいいことに当時こういうヘアスタイルがはやっていたので、誰も僕のスタイルをハゲ隠しだとは思わず、むしろおしゃれに敏感な若者だと思われていたはずです。