鈴木京香「行列の女神」は“飯テロ”効果の狙いドンピシャ!
ネット上には〈なんだか猛烈にラーメンが食べたくなる〉〈あれこれ考えず気楽に見られる〉〈自粛が解除されたらラーメン食べに行きたい〉〈再放送ばかりなので、新作は貴重と思って見始めたらハマった〉など、肯定的な意見が多い。
「ちょうど外出自粛期間に重なり、なんとなく見始めた人にも“ラーメン”のビジュアルは刺さりやすかったのでしょう」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「もちろん、それ以外にも魅力はあります」と、こう続ける。
「登場人物が少なく、キャラが分かりやすいこと。話の展開も予定調和的で、ハラハラドキドキは少ない。そう言うと〈つまらない〉という評価を受けそうな要素ですが、逆に言えば“流し見”しても分かる。ゲスト出演も、初回の泉谷しげるさんや第4話の大友康平さんなど、個性的なキャラが週替わりで登場するし、ネット上では〈(共演の)黒島結菜のほうが主役に見える〉という声もあるほど、新入社員・ゆとり役の黒島さんの空回り気味な奮闘ぶりも面白い。まあ、なんと言ってもラーメンが見せ場ではあるんですけど」と亀井氏は笑う。