瀬戸大也は妻が「恥」をかいたことが不倫のみそぎになった
見事な「疑似会見」である。主観と客観を織り交ぜて皆が聞きたいことを語り、不倫と家庭の板挟みにありながら懐の深いけなげな妻の姿をこうも見せつけられては、これ以上の批判はヤボというもの。実際、被害者であるにもかかわらず、夫に代わって公衆の面前で恥をかいた馬淵の顔を立てて、という雰囲気のなか、ネット上の怒号はあっという間に雲散霧消した。まれに見る内助の功だ。
やはり、下手にあがくよりもストレートに、素直に向き合うことが炎上対策の基本と言える。
ただ、もちろん例外はある。交際相手が、3000人から約10億円をだまし取った詐欺グループの中心メンバーで、7月に有罪判決を受けていたと伝えられた加藤紗里のケースがそうだ。
加藤は馬淵のようにメディアのインタビューに応じて矢面に立ち、しおらしく心情を語ったものの批判は収まらず、さらなるバッシングを招いてしまった。 (つづく)