中森明菜「ザ・ベストテン」1位獲得回・曲数以外の大記録
中森明菜(55)が残した知られざる偉業とは――。1月24日、昭和の人気音楽番組「ザ・ベストテン」(TBS系)がCS・TBSチャンネル2で再放送された。今回は、中森明菜が「セカンド・ラブ」で1位を獲得した1983年1月27日分がオンエア。
明菜は「ザ・ベストテン」の1位獲得曲数17、1位獲得回数69で単独トップと周知されているが、もう1つあまり知られていない大記録の保持者でもある。
約12年に渡る番組の中で、歌手の“年間ランクイン数ベストテン”を算出すると、明菜は初登場した82年から7年連続で10位以内に入っている。これは、最多連続記録である。
たとえば、松田聖子はデビューから6年連続で10位以内を記録したが、結婚出産を経て芸能活動を休止していた86年はシングルを発売しておらず、1度もベストテンに入らなかった。通算ランクイン数1位の田原俊彦、同4位の近藤真彦は5年連続でストップ。番組初期の常連である西城秀樹は4年連続、沢田研二は3年連続に留まっている。
それに対し、明菜は82年の9位(16回)から始まり、85年には1位(40回)を獲得。83年から88年まで6年連続でベスト3に入っている。これも、全歌手の中で唯一である。レコード売上、有線、ラジオ、ハガキリクエストという4部門の総合チャートだけに、記録はより際立つ。