ROLLYさん スクラップ寸前の車を1万円で譲り受けレストア

公開日: 更新日:

 買ってから1年後、ガリガリガリ! と音がして「玉子ちゃん、どないした!」とエンジンを見ると、ついに壊れてしまって。引き取ってもらう日がまたちょうど1月4日。

 洗車とワックスかけてピカピカにし、レッカー車に牽引される時、「もう一度だけ玉子ちゃんに乗せてくれ!」と乗り込んでエンジンかけたら、ガリガリ……ドドドド!と掛かり、少し走ったんですよ。一瞬だけ生き返った。

 エンジンルームから「1年前に助けてくれて、1年間いい夢を見せてもらった。ありがとう!」という声が聞こえた気がする。

 その数時間後、鉄球に潰されて鉄屑となったけど、一瞬生き返った時に思ったのは、「物」にも心があるということでした。車でもギターでも心があるし、人生がある。

 その後、バンドでデビューして上京し、初めはお給料が本当に少なく、家賃とか払うと実家時代の5万円より少なかったけど、今あるお金の中で工夫して生きていくのが僕のモットー。

 食費を削るためずっと自炊してました。モヤシだけの炒めものや、モヤシに麩と卵を入れてほんだしで味付けした麩チャンプルー。そこに安売りのそうめんを入れてソウメンチャンプルーも。そういう工夫が楽しかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出