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SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

「にじいろカルテ」で主題歌 藤井風の官能的な歌声の魅力

公開日: 更新日:

 新たな才能が今、話題となっている。岡山県出身、23歳の藤井風(ふじい・かぜ)というシンガーソングライターだ。昨年5月発売のファーストアルバム『HELP EVER HURT NEVER』は軒並みチャート1位を獲得。同年9月には、「報道ステーション」(テレビ朝日系)で特集され、翌月には、武道館ライブを開催した。

 さらに1月21日から始まった木曜ドラマ『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)の主題歌も担当するなど、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いである。

■罪の香りが漂う鬼才

 筆者が”藤井風“の存在を初めて知ったのは、彼が12歳の頃からYouTubeにアップしていた様々なジャンルのカバー動画だった。時にはコスプレをし、女性もののウィッグを被り、ピアノを奏でながら歌うその姿に、最初は「意識」を奪われたが、その綺麗な指から紡がれるピアノの音と独特な声に今度は「心」を奪われた。

 ユーモラスな人となりが垣間見えつつ、演奏と歌声には官能的な雰囲気があり、その得体のしれなさがなんとも言えない魅力となっていたのだ。

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