「にじいろカルテ」で主題歌 藤井風の官能的な歌声の魅力
■風のように優しく寄り添う新曲「旅路」
上京する前に、老人ホームや病院、終活セミナーなどで演奏していた時期もあったという藤井風。そんな彼は「死ぬということはネガティヴなことではなく、今をどう生きるかを考えさせてくれるきっかけになる」とかつてのインタビューで語っていた。
ドラマ主題歌となった新曲「旅路」はまさにそんな彼の観点が詰まった、どこか哲学の要素さえも感じさせる一曲となっている。旅路が続くことに、絶望する時もあるかもしれないが、この旅路が続いていくことは私たちにとって本当は希望なんだよ、と優しく教えてくれているかのようだった。
「にじいろカルテ」の初回放送後、話題のワードに「藤井風」が急上昇するなどますますファンを増やしている。彼の今後に、ますます目が離せない。