テレ朝森川アナのブリンケン国務長官単独取材は出色だった
17日のテレビ朝日「報道ステーション」は来日したブリンケン米国務長官に独自インタビューを行った。担当したのは森川夕貴アナ(27)で普段は新型コロナに感染した富川悠太アナ(44)が番組に復帰してから木・金でMCを担当している。水曜の登場は英語力を買われてのものだろう。
インタビューは流ちょうな英語で質問が簡潔な上に、ブリンケン国務長官の言葉も明快だったため、視聴者にも日本、米国、中国で起きている問題点がわかりやすく伝わった。
一番のポイントは、ブリンケン国務長官が、尖閣諸島、南シナ海、香港、台湾、チベットとウイグルの人権問題まで、現在取りざたされている問題すべてに言及したこと。これに対して森川アナが「アメリカが日本に対して要求するのは自衛隊の強化? それとも駐留費負担増?」と質問し、「アメリカは共同防衛に多くを負担している一方で、米軍駐留費も含め、日本から長年手厚くもてなされている。残念ながら安全保障、自由、民主主義は“タダ”ではなくコストが伴う。そのコストは公正公平に協力して分担すべきです」という言葉を引き出した。