海老蔵「2度目の信長」どう演じる 子供2人と初の映像共演
十三代目市川團十郎白猿襲名記念特別番組「桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜」(フジテレビ系3月26日21時)
古今東西に幾多の戦いあれど、日本で最も有名であり、最も謎が多く、最も人気がある合戦といえば、戦国時代、尾張の織田信長がわずか2000の手勢で、駿河の総大将・今川義元率いる2万5000の大軍を打ち破った桶狭間の戦いだろう。これまでも幾度となく映画やドラマで描かれてきた。
フジテレビではこのほど、十三代目市川團十郎白猿を襲名を記念して、市川海老蔵(43)主演の特別ドラマ「桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜」を放送する。昨夏の放送予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、海老蔵の「市川團十郎白猿襲名披露公演」が延期になり、放送も延期されていた。
さて、『桶狭間ドラマ』の歴史に新たな1ページを加えるこの作品は…。
時は1560年6月11日、桶狭間の戦いの前夜、居城である清洲城にいた27歳の織田信長(市川海老蔵)は、今川義元(三上博史・58)が織田家の領地・尾張を我が物にするべく2万5000の大軍をもって進攻してきたとの知らせを受ける。
信長の旧臣・太田牛一が書いた実録一代記「信長公記」によれば、今川義元軍の尾張侵攻を聞きいた信長は、当時流行していた幸若舞「敦盛」の「人間50年。化天の内を比ぶれば、夢幻のごとくなり。一度生を享け、滅せぬ者のあるべきか」の一節を謡いながら舞うと、出陣の法螺貝を吹け、具足を寄こせと命じ、立ったまま湯漬けをかき込んだ後に甲冑を着けたという。