TBS「ラヴィット!」は低視聴率でもOK おカネは入ってくる

公開日: 更新日:

 朝8時台の情報番組戦争で一人負けだったTBSは「グッとラック!」から差し替えた「ラヴィット!」でもボロボロの惨敗なのだが、まったくめげていないという。スタート2週間にして世帯視聴率1%台と、軽く2ケタをクリアしているテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」とは、「比べるのもかわいそうなほどのドンケツ」(広告代理店営業マン)で、「日本でいちばん明るい朝番組」(番組のキャッチコピー)どころか、「日本でいちばん見られていない朝番組」である。それでもいいのだという。どういうことか。

「『ラヴィット!』は情報番組でなく、商品カタログ番組なんです。全編これ宣伝。『ランキング』『値段見極めクイズ!』などのコーナーは、食品メーカーやスーパー、コンビニ、ホームセンターなどの商品を紹介するための企画です。インフォマーシャル(インフォメーション+コマーシャル)というCM手法で、これなら視聴率が低くてもおカネは入ってくる。TBSは朝のワイドショー対決から撤退したということです」(放送作家)

 なるほど、番組の目玉は、「セブン―イレブン」や「ローソン」のスイーツ、「味の素」の冷凍食品、「スシロー」の握りなどのベスト10、「カインズ」「ニトリ」などの便利グッズの値段当てで、きょうのお買い物、ランチ・夕食に“すぐ役立ちます”というわけなのだ。そう、「ラヴィット!」はテレビで見るチラシ広告なのである。実際、「ランキング」は放送後すぐにホームページやインスタグラムにアップされ、「参考にしてお買い物してみてください」とPRしている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  5. 5

    中森明菜が小室哲哉、ASKAと急接近! “名曲製造機”との邂逅で「第2の黄金期」到来に期待

  1. 6

    「色気やばい」山﨑賢人のタバコ姿が大反響 韓国で路上喫煙の宮根誠司との反応に“雲泥の差”

  2. 7

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  3. 8

    中野サンプラザ、TOC、北とぴあ…都内で建て替え計画が相次ぎ頓挫する理由

  4. 9

    岩井明愛・千怜姉妹が大ピンチ!米ツアーいまだポイントゼロで「リシャッフル」まで残り5試合

  5. 10

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”