TBS「ラヴィット!」は低視聴率でもOK おカネは入ってくる
■あちこちに“カネかけてねえなあ”がはっきり
ただ、視聴率は二の次とはいえ、スポンサーは商品の好感度を左右する番組イメージには神経質だ。出演者のスキャンダルなどもってのほかだが、日替わり出演する曜日レギュラーの吉本興業の芸人たちは、爽やかさゼロの朝から見たくない顔ぶればかり。
「こういう番組ですから、制作費もとことん切り詰められていて、ギャラの安い二軍、三軍クラスしか使えません。連中は初めての帯番組出演なので、目立とうとして悪ふざけやつまらないボケが多すぎます。若い人に受けようというキャスティングなのでしょうが、彼らが『おいしい!』『便利!』などとほめても、かえってウソっぽいだけです」(前出の放送作家)
さらに、スタジオや構成がこれまた安手。ピンクやブルーのパステルカラーを塗りたくった目がチカチカするセット、パネルも何も使わないから2時間ずっと同じ絵柄、川島明と田村真子アナのMCのほかには、リポーターも登場しない。気象情報もない。“カネかけてねえなあ”というのがはっきりわかる。