原哲男さんから「本多君“てんどん”はなんで“てんどん”いうか知ってるか?」と聞かれ…
原「A男がB子に惚れたんや、なんとかB子の気持ちを自分の方に向かせるために、B子が怪しい男にからまれたところを助けたら“頼もしい人、ステキやわ~”と自分を好きになってくれると考えたんや」
私「新喜劇によく出てくるパターンですね」
原「そうや。そこでA男は公園におったホームレスに、これからワシが言うとおりにやってくれたら、ほしいもんなんでもやるからやってくれへんかて頼んだらこのホームレスが“天丼”食わしてくれたらなんでもやる言うたんや」
私は驚いて「“てんどん”いうのは天ぷらの“天丼”のことなんですか!?」
原「そういうこっちゃ、“かつ丼”言うてたら、あのパターンは“かつどん”やったんや」
私「話の展開がどんでん返しになるんで“てんどん”やと思ってました」
原「そうやろ、せやから“てんどん”いうのは実にようできてんねん」