東京五輪“オイシイ競技”の中継はNHKがいいとこ取り カネ持ちは強い!
東京オリンピックが始まり、じゃあ見てやるかとテレビをつけても、スポーツメディアもいまひとつ盛り上がっていないから、日本選手がいつ活躍するのか、“あおり”がほとんどない。
放送スタイルも民放は大きく変わって、競技・種目ごとの中継ではなく、その日の担当局が朝から夜中までぶっ通しで流すようになった。つまり、チャンネルを合わせたら、一日中、同じ局をボーッと見ていることになる。では、人気種目や対戦、注目の日本選手はどこのチャンネルにいつ登場するのか。
24日の担当はテレビ朝日で、この人のためにだったらオリンピック開催もいいねとみなが思った競泳の池江璃花子が、さっそく午後8時48分から出場する。女子の4×100メートルリレー予選だ。池江は第2泳者か。予選を突破すれば、決勝は翌25日午前11時45分から。この日もテレ朝が担当なのだが、なぜか競泳はNHKが放送することになって、この大会で一番のドラマを持っていかれてしまった。
もっとも、テレ朝は8月6日に、陸上の男子400メートルリレー決勝が行われる。9秒台の記録を持つ日本の4人が、巧みなバトンパスでメダル濃厚なレースだ。午後7時50分から生放送。これまた高視聴率間違いなしである。