加藤官房長官“ジャラジャラ”手首に目がクギ付け 「何の願掛け?」と記者たちで話題に
所属する竹下派(平成研究会)は竹下亘会長が次の衆院選に出馬せず政界を引退すると表明。加藤官房長官は安倍前首相に引き立てられて内閣の要職を歴任してきたが、閥務はほとんどやってこなかったため、茂木外相との“跡目争い”で劣勢に立たされている。
■首相候補からも脱落
官房長官としても、菅首相との間に隙間風が吹き、次の内閣改造では交代確実とみられている。なかなか厳しい立場にあるのだ。
「菅総理がすぐ怒鳴りつけるので嫌気が差し、最近はほとんど会話もないようです。本来なら官房長官が管理する機密費も、いまだに菅首相が管理権を手放さず、加藤さんは自由に使えないのではないかと噂されている。機密費を使える立場と思えないほどカネ回りが悪く、“名ばかり長官”と同情する声もあるほどです」(自民党中堅議員)
派閥内でも官邸内でも存在感が希薄な加藤官房長官は、ポスト菅レースからすっかり脱落。首相候補に名前も挙がらなくなってしまった。加藤官房長官に必要なのは、願掛けより政治家としての実力だろう。