開会式トンズラの安倍前首相 日本人メダルラッシュにも沈黙のナゼ
連日、日本人のメダルラッシュが続く中、五輪開会式をトンズラした安倍前首相が沈黙している。
安倍は大会組織委員会の名誉最高顧問。IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長から「オリンピック・オーダー(五輪功労章)」の金章を授与された“功績者”でもある。
五輪旗の引き継ぎ式ではマリオに扮するなど、コトあるごとに前面に立ってきた。
ところが、26日に至るまで、ダンマリを決め込んでいる。4月にはマスターズを制した松山英樹に、6月には全米女子オープンで優勝した笹生優花に〈心から拍手をおくりたいと思います〉などと自身のツイッターに投稿したが、なぜか日本人メダリストには祝意を送っていないのだ。
祝福の電話まではせずとも、ツイッター上で「おめでとう」のひと言くらいあってよさそうなもの。黙っている方が逆に不自然だ。
「五輪開催には“反対”の声も多い。世論が『やって良かった』と盛り上がるかを見極めた上で、表に出てくるつもりではないか。7月上旬までは、出身派閥の細田派の現職が公認争いをしている群馬1区と新潟2区に入り、『公認されないのはあり得ない』と力説していた。北海道にも足を運ぶなど、次の政局で主導権を握りたい姿勢がアリアリです。だから今は、悪目立ちしたくないのでしょう」(自民党関係者)