ジャニーズ事務所名誉会長 藤島メリーさん死去…マッチ退所時から囁かれていた“女帝”の影響力低下
ジャニーズ事務所の藤島メリー泰子名誉会長が肺炎のため今月14日に亡くなっていたことが明らかになった。93歳だった。17日、同事務所が公式サイトで発表した。メリー名誉会長は19年に亡くなった実弟のジャニー喜多川氏(享年87)とともに、1962年の立ち上げ時から事務所を支え続けた。
メリー名誉会長は事務所の“女帝”とも称される存在だったが、最近は影響力の低下を指摘する声もあった。それがいよいよ顕在化したのは、今年4月末に近藤真彦(57)が事務所を退所した時だったという。
「近藤は昨年11月に年下女性との5年間にわたる不倫交際が発覚し、事務所から“無期限活動自粛”を余儀なくされましたが、当初は『さすがに退所はないだろう』と見ていました。たのきんトリオを育成したメリー名誉会長の近藤への溺愛ぶりは有名で、もし事務所との話し合いの席にメリー名誉会長が同席すれば、最悪の結果だけは必ず阻止すると思ったからです。しかし、予想に反して近藤の退所があっさり決まりました。会社の一大事にもかかわらず、メリー名誉会長の言動も気配も、全く見えてこなかったのです。あの近藤の退所によって、メリー名誉会長が完全に現場から距離を置いている、置かざるを得ない状況である私は判断していました」(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄氏)
現在はメリー名誉会長の娘の藤島ジュリー景子氏が代表取締役社長を務めている。“女帝”の死去によって、芸能界の雄であるジャニーズ事務所が大きな曲がり角に差し掛かったのは間違いなさそうだ。