鮎川誠さんは「くよくよしているとシーナに怒られる」と言った
政治について言いたいことはたくさんある。でも、わたしゃ「安倍うつ」にかかり、政治に関心を持てなくなった時期があった。国会答弁で100回以上も嘘をつく総理大臣がいるのに支持率は下がらないとは……。学生時代から灼熱の政治の日々を過ごし、20代後半からはLOFTのオーナーとして音楽シーンの最先端にならんと欲し、今は馬齢を重ねて8月10日に「77歳」を迎えた現実に直面しておののくばかりだ。シーナ&ロケッツのリーダー鮎川誠さんは、4歳下の「73歳」で精力的にライブ活動などを続けている。今回はインタビュー第4弾をお届けする。
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平野 シーナさんが2015年2月14日に亡くなり、4月7日を「シ(4)ーナ(7)の日」と呼んで仲間とライブを続けています。
「14年10月の北海道ツアーでシーナが『私の夢はこのバンドでずっと歌い続けること』と言いながら(1979年リリースのヒット曲)『ユー・メイ・ドリーム』を演奏しました。シーナに引っ張られ、いろいろな夢が実現した。シーナがいなくなり、僕に音楽をやる意味はあるのか? と思いました。でも、くよくよしているとシーナに怒られる。『ぶっ飛ばしていこう』と切り替わった」