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平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

鮎川誠さんは「ロックは譜面に縛られないのが醍醐味」と言った

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 1973年結成の「センチメンタル・シティ・ロマンス」のリードボーカル中野督夫さんが7月27日に亡くなった。センチは、竹内まりやさんらのライブやレコーディングでも活躍。ロフトとの関係は73年にスタートした。「西荻窪ロフト」のオープニング10日間ライブの初日・7月11日にステージに立ってくれた。享年67。ご冥福をお祈りします。今回は「シーナ&ロケッツ」のリーダー鮎川誠さんインタビュー第2弾。73歳の現役ロッカーに「東京進出のキッカケ」などを聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 平野 どんなミュージシャンから影響を受けましたか?

「小学校からロックを聴きよった。リトル・リチャード、レイ・チャールズ、エルビス……まだロックという言葉も知らんやったけど。それからビートルズを知り、ローリング・ストーンズ、キンクス、アニマルズ、WHOなどバンバン出てきてエレキギターが欲しくなり、中学の修学旅行の積立金を狙いました」

 平野 あの当時、エレキギターを買えるのは本当に金持ちの家の息子くらいでした。

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