雨上がり決死隊「解散」報告後に残った後味の悪さ…宮迫謝罪動画は「低評価」が「高評価」を上回る
■表現の場を欠いた宮迫はいばらの道
「そもそも、雨上がりを発掘したのが松本さんです」と語るのはエンタメライターの伊藤雅奈子氏だ。
1990年代後半、大阪にあった吉本運営劇場・心斎橋二丁目劇場の舞台に立つ宮迫を初めて見た松本は、「俺と仕事するやつが分かった」と離席。1999年、大人気番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ系)に、当時はまだ全国的な知名度も仕事もなかった雨上がり決死隊を主役で招いた。
2人に司会を任せ、ダウンタウンら先輩にタメ口でツッコミを入れさせ、最後は月亭方正(当時は山崎邦正)がブチ切れるドッキリ企画。この回が、夜11時台の放送時間帯にしては異例の視聴率20%を突破。雨上がりは一夜で5本のテレビ出演が決まり、大人気バラエティー「ワンナイ」シリーズにつながっていった。
対して、YouTubeチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」を休止し、表現の場を欠いた宮迫はいばらの道。「配信で思いの丈をぶちまけ続けた宮迫さんに比べ、黙して語らずを貫いた蛍原さんは信頼という付加価値を得たといえます」(前出の伊藤氏)