韓流ドラマ「イカゲーム」(Netflix)が世界を席巻 残虐なデスゲーム果てに人間性を取り戻す感動ドラマ
韓流ドラマ「イカゲーム」(Netflix)
ある韓流ドラマが今、世界を席巻している。
9月17日に「Netflix」で配信された「イカゲーム」(全9話)だ。世界90カ国で視聴回数1位を記録している。米国で韓流ドラマが1位になったのは初めてだ。ファン・ドンヒョク監督は2009年に脚本を完成させたものの、「Netflix」で採用されるまでの10年間、スタジオ側から制作を拒絶され続けてきたという曰く付きの「問題作」だ。
「ギャンブルで多額の借金を背負った中年男」、「横領がバレて警察に追われる元証券マン」、「家族が北と南に生き別れとなった女脱北者」、「無給で働かされる外国人労働者」など、「人生の崖っぷち」に追いやられた男女456人が巨大施設に集められ、6日間かけて「だるまさんが転んだ」「綱引き」など6つの日本由来の遊びを強制される。
すべてのゲームに勝利した者は賞金456億ウォン(約45億円)を手に入れることができるが、負ければその場で即「死刑」という、文字通り、命がけのサバイバルゲーム。その最後のゲームが、地面に三角や四角などの図形を組み合わせてイカの形に似た線を引き、攻撃側と守備側に別れて闘うという「イカゲーム」。日本でおなじみの「カイジ」「バトル・ロワイアル」「ハンガー・ゲーム」といったサバイバル・デスゲーム物のパクリではないか――といった指摘もあるが、ネット上では「一気に見た!」「面白すぎ!」などとお祭り騒ぎだ。