韓国ドラマで「九尾狐」を男性が演じるのは初 イ・ドンウク主演で大人気
「九尾狐<クミホ>伝~不滅の愛~」(WOWOWプライム)
数多くの韓流ドラマで描かれてきた韓国の伝説の霊獣・九尾狐(クミホ)。韓国TVNで2020年10月~12月に放送され、「ついに九尾狐ドラマの『名作』が誕生した」と大人気を博したのが、イ・ドンウクとチョ・ボアが主演したこのドラマ(全16話)だ。
日本では2021年3月にMnetで初めて放送され、ネット上で<ファンタジー&オカルト系?でハマりそうな要素がなかったけど、見始めたらイ・ドンウクが凄く良い。妖艶で段々狐に見えてくる不思議><チョ・ボアは30歳に見えない美しさ。狂気じみてる演技も良かった>などと大きな話題を呼んだ。
ドラマの舞台は、狐の妖怪が人間に化けて暮らす現代の韓国。人間を食べる殺人妖怪狐を退治する処刑人イ・ヨン(イ・ドンウク)は、かつては「白頭大幹の神」と呼ばれた九尾狐だ。しかし、600年前、恋人の死んだ人間アウムを生き返らせるのと引き換えにその地位を捨て、それ以来、冥界と現世の境界で罪を犯した妖怪狐を断罪する役に就いている。
もう1人の主人公で、テレビ局の怪談番組プロデューサーのナム・ジア(チョ・ボア)は21年前の9歳の時、両親とドライブ中に狐峠で事故に遭い、両親を失った。実は両親は妖怪狐に殺され、食べられてしまったのだ。