韓流ドラマ「イカゲーム」(Netflix)が世界を席巻 残虐なデスゲーム果てに人間性を取り戻す感動ドラマ

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 米ニューヨーク・タイムズ紙によると、第1話の「だるまさんが転んだ」のシーンに登場する巨大な少女ロボットの真似をした動画は、9月17日の配信開始から2週間足らずで140億本以上も「TikTok」に投稿された。こうしたムーブメントが、また新たな視聴者を獲得する要因にもなっているようだ。

 中国ではドラマに登場する青いジャージーに「中国」の文字を入れた模造品が早くも通信販売に登場し、韓国著作権保護院が中国に置いた海外事務所を通じて取り締まりを強化するなど、国際紛争にも発展しかねない問題まで引き起こしている。

 最初はダメ人間だった主人公のギャンブル借金漬け男が、この残虐なゲームを生き残っていく中で人間性を回復し、最終話で黒幕の正体が明らかになった時、各回に散りばめられた伏線の数々が「回収」される。伏線探しのために、冒頭から「再イッキ見」する視聴者も多いという。

▽高橋恵市(フリーライター) 山口県出身。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライター。グルメ紹介や企業広報、テレビ番組批評など幅広く手がける。ペンネームで小説も出版。

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