仲村トオル「日本沈没」で首相に、今年はドラマ5本目! 不器用タイプなのに出演作目白押しなワケ
今年だけでも、1月から連ドラ「トッカイ~不良債権特別回収部」(WOWOW)、4月期の連ドラ「ネメシス」(日本テレビ)に出演。7月期には深夜ドラマ「八月は夜のバッティングセンターで。」(テレビ東京)で主演。8月から連ドラ「密告はうたう 警視庁監察ファイル」(WOWOW)、そして「日本沈没」と出演作が目白押しだ。
「仲間内で〈仲村さんって不思議な俳優さんだよね〉という話によくなるんです」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう続ける。
「仲村さんは声としゃべり方が独特で、それもデビュー時からほとんど変わっていません。もちろん存在感はありますが、そのせいでセリフが棒読みに聞こえることもある。演技派のくくりには入らないでしょうが、それでもオファーが途切れないのは、50代になって渋みも加わり、それがだんだん味とか魅力の域に達してきたからだと思います。顔とかスタイルにまったく“老け”を感じさせないのも、すごいこと。だからスーツ姿がよく似合う。『日本沈没』の首相役は“スーツ俳優”としての頂点かもしれませんね」