年末新イベント「ジャニフェス」で高まる“演出家”松本潤の期待値
ジャニフェスで期待されるのは、グループの垣根を超えたシャッフルメドレーやコラボで、総合演出を担当する松本である。
松本は、生前のジャニー喜多川氏(享年87)からステージ演出のノウハウを習得。若くしてジャニー氏と米ラスベガス、ブロードウエーに帯同し、近年のジャニーズコンサートでは定番になっている、観客の頭上をステージが移動していく「ムービングステージ」を考案。逆さ吊りになって天井を歩く「MJウォーク」、ファンが持つペンライトの色調をコントロールして光の演出に加えるなど、新たなセットを次々と考案している。
嵐が2018~19年に行なった5大ドームツアーの50公演の演出も、松本の輝かしい実績のひとつである。近年は、滝沢副社長をはじめ、KinKi Kidsの堂本光一(42)、関ジャニ∞の大倉忠義(36)と横山裕(40)など先輩ジャニーズが若手ステージを演出し、ジャニーズの世界観を継承しているが、エンタメライターの伊藤雅奈子氏はこう言う。
「ジャニーズの演出陣の中でも松本さんは別格。出演と演出の両方でドーム公演を50本、さらに旧国立競技場のコンサートを成功させた実績は大きく、本人の自信にもつながっている。松本さんに師事する後輩も増えているそうです」
新たなイベント「ジャニフェス」はトップクリエーター・松本潤の双肩にかかっている。