グラビア業界活況のウラ側 2月の写真集冊数が1.5倍でも食い合いにならないワケ
「写真集では乃木坂46らの坂道グループが1強状態。雑誌の表紙やグラビアにあまり登場しないだけに写真集の需要が高まるという構図が出来上がっています。一方で写真集の企画は通りやすくなっていると聞きます。SNSなど、ファンの数がほぼ把握できるようになったし、小ロット印刷ができるようになったり、デジタル写真集ができ、在庫リスクも減って、しっかりマーケティングできているので、出版のハードルが下がっている。それだけに発売時期かぶりも売り上げに大きく影響しないのでは。また、極端に隠す部分が少ない変形水着など、需要に合わせて過激さも増しています。デジタル写真集の浸透で、紙の写真集がどうなるのか、“イベント参加券購入”目的という大前提がどうなるのか、グラビアの分岐点が到来しています。デジタル化の先に漫画のようにサブスクの可能性もあるかもしれませんし、オンラインイベントの固定ファンも生まれるかもしれません」
変化に対応できない業界に未来なしである。