TVerが抱える“3つの爆弾” 民放5局ゴールデン&プライム帯「リアルタイム配信」に落とし穴

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 キー局は、地上波と同じものをネットで流すことで広告収益の大幅アップを狙っているというのだが、ここに大きな落とし穴が隠されているという。「実はTVerは3つの爆弾を抱えている」と証言するのは某キー局の営業幹部だ。

「1つは地上波広告とネット広告の金額をはっきりとすみ分けないまま見切り発車してしまったこと。本来、局側は、ネット同時配信と地上波放送は別物として扱いたいわけです。ただしTVerの視聴人数など不確定要素が多く、いつでも視聴できるTVerの広告費をはじき出すのが難しいのです」

■地方局を圧迫するジレンマ

 2つ目は権利処理の難しさ。テレビメディアは出演者や映像などさまざまな権利処理の上で成り立っているメディアだが、

「タレントのギャラや映像使用料などもハッキリと決めずに走っているんです。某大手プロダクションはテレビ局が出す条件になかなか首を縦にはふらないようです」(前出の営業幹部)

 3つ目は各系列の地方局の経営を圧迫してしまうというジレンマ。

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