“カンヌの申し子”河瀬直美監督の不徳…スタッフの顔面殴打報道、現場でパワハラ横行とも

公開日: 更新日:

 性強要告発で揺れる映画界で新たな告発が。東京五輪公式映画のメガホンを取り、25年大阪・関西万博のプロデューサーに就任している河瀬直美監督(52)についてである。97年に「萌の朱雀」でカンヌ国際映画祭新人監督賞、07年に「殯の森」でグランプリを受賞。スター監督として名を馳せた河瀬だが、現場では不条理なパワハラが横行していたというのだ。

■暴力的な一面

 発売中の「週刊文春」によると、15年に退職を願い出た事務所スタッフに対し、いきなり顔面を殴打、その後も彼を追い回し暴行を続けたという。河瀬監督は過去にも、演出助手が後ろから触れたことに激怒し、蹴り上げるなど暴力的な一面について報じられていた。

 芸能文化評論家の肥留間正明氏がこう言う。

「“作品は監督のもの”と言われるように、監督は絶対権力者。しかしながらスタッフからの告発が相次ぐのは河瀬監督自身の映画への愛や情熱をスタッフがパワハラと受け止めたからでしょう。単なる暴力では世間一般のパワハラと同類です」

 作品性はともかく河瀬監督自身の不徳というしかない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今