小川菜摘を八方さんは「浜田はええ嫁さんもろたな、吉本も丸儲けやな」と評価した
研ナオコさんへ名前入りのスパムおにぎりや梅沢富美男さんへのかわいいカップケーキなど気遣いあふれる楽屋見舞いで話題になったダウンタウン浜田雅功・小川菜摘夫妻。今回はそんな小川菜摘さんの才能に驚かされた話をしてみたいと思います。
1989年、ダウンタウンの浜ちゃんと結婚した菜摘さん。たしか結婚された年だったでしょうか、私も構成者として携わった「八方の楽屋ニュース」のアシスタントに決まりました。会議で報告を受けたスタッフは誰一人ご本人と話はおろか会った人間もいなかったため、一様に「八方さんの相手役が務まるか?」「大阪の芸人のことなんも知らんやろ?」「吉本の押し込み?」とネガティブな意見が噴出。
ちゃきちゃきの江戸っ子の菜摘さんにコテコテの関西の番組ができるのか、いぶかしがったのも無理のない話だったと思います。私もそう思っていた一人です。
ところが不安要素いっぱいだった本番が始まり、それがすぐに杞憂だったことがわかりました。
八方さんの口から聞いたことのない芸人さんの名前が次から次へと飛び出すたびに「誰それ? 私しゃ知りませんよ」「ほな、こう言うたらわかるわ~」とさらにマニアックなことをぶつける八方さんに最初は腰低く敬意を払ってうなずくものの、「余計わかんないよ!」「何を言ってんだかこのオヤジは……」と関西芸人では決して言えない嫌みのない“鋭いツッコミ”を連発。