コウメ太夫が俳優として“狂い咲き”間近! ドラマ&映画関係者が熱視線

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 ドラマ映画のプロデューサーが今、ピン芸人のコウメ太夫(50)に熱視線を送っているという。それも芸人ではなく俳優としてだというから驚く。

 コウメといえば芸人に必要不可欠なアドリブやエピソードトークが苦手であるばかりか、十八番は白塗りの女形スタイルで「チックショー!」と叫ぶシュール芸のみ。バラエティー番組でもワンポイントの飛び道具芸人的な扱い。そのコウメがなぜ、俳優として注目を集めているのか。さるNHK関係者はこう話す。

「NHK・BSプレミアで放送された『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』の“逃走の道(5月17日OA)”編で村杉蝉之介と共に主役として抜擢されたんです。2人組の宝石強盗が警察から逃げるために最終列車に乗り込んだが、列車にはなぜか人形しか乗っていないという物語。15分のオムニバスドラマですが、コウメは素顔で出演。圧倒的な演技力と存在感を見せつけ、制作サイドで話題になっています」

 コウメの演技力の源泉はその出自にあるという。

「実は、コウメの父は芸能プロデューサーの本間昭三郎。母は元女優で東映ニューフェイス1期生の深見恵子という芸能一家なんです。演技の素養は子供のころからあったようですね。その後は梅沢富美男劇団に2年半ほど在籍。あの梅沢と共演したこともあるんですよ。いまの芸風は梅沢の女形に由来していて、梅沢の許可を得ているそうです」(芸能プロ関係者)

来年の大河に出演説も

 実はコウメにとっては、もったいないことに俳優としてドラマに出演したのは今回が初。これまでも「ルパンの娘」(2020年、フジテレビ系)や「つまり好きって言いたいんだけど、」(21年、テレビ東京系)にもゲスト出演しているが、基本は色物扱いで芸人“コウメ太夫”の延長線の役柄だった。

 今回、くしくもコウメの役者としての才能にいち早く目を付けたNHK。来年放送されるNHK大河「どうする家康」にも出演するという噂まであるようだ。しかし民放のドラマ関係者はこう続ける。

「コウメ本人も芸人よりも俳優の方が向いていると感じているようですが、いまひとつ自信がないらしく、なかなか俳優オファーを受けてくれないそうです。確かに『梅沢富美男劇団』も大きな役を演じる寸前にビビって退団しているようですから」

 俳優としてブレークの兆しが出てきたコウメが自信を付けて役者として“狂い咲き”する日も近いかも?

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