N党・立花孝志氏「報ステ」“一発退場”の一部始終…“放送事故”起こした発言には賛否両論が
<言論の自由を守るとルール無視は違う><NHKよりも先にテレ朝をぶっ壊してどうするのか>──。16日夜に放送されたテレビ朝日「報道ステーション」の“放送事故”をめぐり、ネット上で賛否両論が飛び交う事態となっている。
同番組ではこの日、参院選(22日公示、7月10日投開票)に向けた党首討論が行われ、自民党総裁の岸田文雄首相ら9党首が出席。“放送事故”が起きたのは「国民の安全をどう守る?」とのテーマが提示された時だった。
大越健介キャスターから指名され、リモートで出演したNHK党の立花孝志党首が突然、「テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です」などと持論を展開し始め、さらに番組プロデューサーから「テーマを逸脱する発言があった場合はしかるべく対応を取る場合もある」との手紙を受け取ったことを明かしたのだ。この発言に対し、大越キャスターが「今の発言は討論のテーマに沿ったものとは認められません」と再三、注意し、直後に立花党首はあえなく“一発退場”となった。
立花氏の発言にネット上は賛否両論
ネット上では放送直後から、立花党首の発言に対する賛否の投稿が相次ぎ、<国会議員の討論会なのに、事前に発言内容にくぎを刺すとは…><いや、討論会とはいえ、ルールがある。好き勝手に話していいわけがないだろう><立花党首の逸脱した発言は論外だが、『テレビは核兵器に勝る武器』『テレビは国民を洗脳する装置』というのは含蓄がある>などと論争になった。
第二次安倍政権以降、国会でも野党議員の質問と関係ないことをグダグダと答弁する閣僚や官僚の姿が当たり前の光景になったが、衆参両予算委員長も報ステの大越キャスターのように毅然とした態度で閣僚らをビシッと叱ってほしいものだ。