大泉洋“大河俳優”としてまたステージアップ!「鎌倉殿の13人」頼朝落馬絶命のインパクト

公開日: 更新日:

 原作の三谷幸喜氏はスポーツ紙の取材で、頼朝を演じた大泉洋について「大泉洋という俳優が源頼朝を演じることになったので、こういう頼朝像が出来上がった。それがすべてだと思います。僕は彼の魅力や力量をよく知っています。彼なら僕が望む頼朝像をきっちりと、もしかしたら、それ以上に演じてくれるという信頼がありました」と答えている。

 ちなみに、頼朝が落馬した今回の平均世帯視聴率は前週より0.2ポイントアップの12.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第10話以降、視聴率は12~13%台を推移しており、安定している。

「特に頼朝を演じる大泉洋さんがいい。その生い立ちから、猜疑心が強く、のちに弟の義経にさえ手をかける陰険な頼朝を大泉さんがどう演じていくのか。それを見るだけでも楽しみになります」と番組開始当初から話していた作家の麻生千晶氏がこう付け加える。

「頼朝役に大泉さんを抜擢したことは結果的に大成功でしたね。もともとコメディー的要素の強い大泉さんでしたが、目をキョロキョロさせながら、笑ってるんだか苦しんでるんだか分からない表情で、頼朝の不安や得体の知れない本性を見事に演じていた。若い菅田将暉さんが演じた一般的にファンの多い義経に対して、頼朝の人間性もクッキリと描かれていたと思います」

 頼朝なき後、物語はいよいよ北条義時が執権として権力を掌握していく様子が描かれる。しかし、前半戦で大泉が残したインパクトは絶大。人気者の大泉洋は“大河俳優”としてまた一つステージを上げたといえそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情