永野芽郁は“悔し涙”がよく似合う! 西島秀俊が脇役でも納得の「ヒロイン力」
「西島さんは元銀行支店長という役柄で、永野さんが演じるCEOの理念に共感して再就職します。普通に考えたら、ひと回り以上も年下の若い女性の考えに、酸いも甘いもかみ分けたおじさんが応じるという設定には無理がある。ドラマだからと言われれば、それまでですが、ただ、永野さんには説得力があった。初回で、広末さんから辛らつな言葉を投げかけられて悔し涙を流す永野さんを、西島さんが励ますシーンが出てきますが、永野さんは笑顔もチャーミングながら、それ以上に悔し涙がよく似合う。もちろん演技とはいえ、〈助けてあげよう〉と思わせる、おじさんの“父性本能”をくすぐる何かがあった。西島さんが共感したとしても違和感がない。永野さんの“ヒロイン力”がドラマに説得力を持たせているように思います」
そこはそれ、“カワイイおじさん部下”を演じ切れる西島の力量もあるだろう。
永野は6日、第48回放送文化基金賞で、戸田恵梨香(33)とダブル主演を務めた日本テレビ系連ドラ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」がテレビドラマ部門の最優秀賞に輝き、自身も演技賞を受賞した。受賞の理由は〈視聴者の心を強くつかむ演技力〉というが、“涙の演技”にますます期待は高まる。