信長、秀吉、家康の3人が、あの世で再会…そんな架空の噺を演じたいと思ってます
若手落語家は落語だけでは食っていけないので、さまざまな仕事をこなしている。竹千代は古墳巡りのガイドをしているとか。もっとも、落語芸術協会会長の昇太にしても、趣味の城巡りのガイドをしていたことがある。
竹丸「昇太さんと竹千代では、同じガイドでもギャラが違います(笑)。ただ、得意な分野が仕事に結びつくのはいいことですね」
2019年には、「落語DE古事記」(幻冬舎)という本まで出した。
竹千代「カルチャーセンターで、『おもしろ古代史』という講義をやらせていただいて、配信もしてます。今やりたいのは、NHKのEテレで、子供のための歴史番組ですね」
もちろん本業の落語でも、二つ目仲間10人と、「芸協カデンツァ」というユニットを結成し、競い合っている。
竹千代「落語芸術協会があるのが芸能花伝舎という建物なのと、カデンツァは音楽用語で、『演奏の合間に入るアドリブ』という意味があるのを掛けて付けました。全員が真打ちになった『成金』の兄さんたちが大成功したので、その後釜として結成したんです。コロナ禍で会が開けないこともあって、まだまとまりがないのですが、落ち着いたら活動を再開するつもりです」