香川照之の“銀座クラブご乱行”はこのままお構いなしに終わるはずだったが…
俳優の香川照之(56)が3年ほど前に銀座の高級クラブでホステスに対してわいせつな“性加害”があったと週刊誌に報じられた。
店内で営業中に女性の服に手を入れて下着を剥ぎ取り、胸をじかに触ったなどと報道された。その週刊誌は、被害女性は香川ではなく、香川の暴走を止められなかったクラブママを民事で訴えたとし、その訴状を入手したようで状況を克明に描写していた。もっとも、訴訟自体はすでに取り下げられていて、現段階では問題にならないし、香川の事務所も「お相手の方々に本人から反省と謝罪を伝え、お許しをいただいている」と発表している。さらに香川本人もキャスターを務める朝の生放送冒頭でお詫びをして頭を下げている。もっとも、ドラマや子供番組の出演については予定通りのようだが、トヨタなどのCM見合わせやキャスターについてはさすがに降板が決まってしまった。
やはり、銀座の高級クラブ内で行われたとは思えない下品な行動によって、これまでのような好感度は大きくイメージダウンしたことは間違いない。
僕も彼を取材したことがある。あまりに出演ドラマが多いので、「記念に取ってある台本がいっぱいでしょう?」と尋ねたところ、「そんなもの必要ないので、全くありませんよ」と返された。さすがは東大出身の合理的な考え方をし、頭の回転のいい人だという印象を持った。業界での評判を聞くと、撮影現場で監督と演技プランに関して納得いくまで話したりすることもあり、「悪く言えば、面倒くさい人」という関係者もいた。仕事に熱心ということが逆にストレスを増やし、今回のような“ご乱行”につながったのかと思った。