芸能界で次に到来するブームは「セレブ」か…デヴィ夫人が快進撃、萬田久子にも風格が
ドラマでもセレブ役の存在感が増している。不動の第一人者といえば萬田久子(64)だろう。セレブ夫人はもちろん、会社の重役や女性大臣役をやらせたら、これほど絵になる人はいない。10月に特番が放送される「七人の秘書」に以前、ゲスト出演で演じた都知事役は小池百合子本人かと思えるほど雰囲気が出ていて笑えた。
朝ドラ「ちむどんどん」では鈴木保奈美(56)のセレブな母親がドラマのいい味付けになっている。2017年放送の「わろてんか」でも保奈美は明治時代の豪商夫人を演じた実績があり“セレブ感を出せる女優”との評価が今回の起用につながったと思える。
「セレブ役は若手には難しい。ゴージャスな服を着ているだけでなく、エレガントさと、ほどよい加減のセクシーさも併せ持つ人。50代以上で普段からセレブっぽい生活をしていると自然に出てくるものです」(ドラマ関係者)
ネット世界でも最近、セレブな人の注目度が高い。
SNSで日常を公開している柏木由紀子。若い人はアイドルの柏木由紀と間違えがちだが、「上を向いて歩こう」などのヒット曲で昭和歌謡の代表的な歌手だった坂本九さんの夫人。九さんは1985年の日航機墜落事故で帰らぬ人になったが、夫人は2人の娘を育て上げた。後期高齢者にもうすぐ入る74歳だが、穏やかな笑顔はタレント時代と変わらない。発信するのは買い物から愛犬との散歩、食事風景とたわいもない日々の写真だが、「美しさ」「すてきな装い」と全盛期の柏木を知らない人も注目。セレブ感にあふれる姿に癒やされる一面もある。