伊集院光が独自の思考で深く探求する「無知との遭遇」
「俺も学歴ねぇんだよって言われる人にちょっと応えたいっていう意識がある。わりとある。柄にもなくだけど」(伊集院光/テレビ朝日系「2ショット~ダレカとダレカのドキュメント。~」10月1日放送)
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クイズ番組などでも大活躍し、「インテリ芸人」などとくくられることも少なくない伊集院光(54)。しかし、彼は高校を中退したため、最終学歴は「中卒」だ。そんな自分が「インテリ芸人」に入れられることそのものが、「お笑い」として成立しているんじゃないかと笑う。それでも、やはり学歴コンプレックスはあるという伊集院が、クイズ番組に一生懸命取り組む理由を語った言葉を今週は取り上げたい。
小・中学時代は勉強も好きだった。けれど、「ある日突然、勉強すればするほどわかんないことが増えんじゃないかと思い始めたら、これ勉強するの損なんじゃないかと思い始めて。高校あたりでもう、どうにもこうにも行く気になんなくなっちゃって」(テレビ朝日系「徹子の部屋」2020年10月30日)と不登校になったという。そのまま落語家に入門したため、中退となった。