著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

室伏広治さんがグズっていた赤ちゃんを抱くとウソのように泣きやんだ

公開日: 更新日:

 西川きよし師匠、明石家さんまさん、オール阪神巨人をはじめとする吉本のタレントさんで写真やサインを断られているところを見たことがありません。もちろん、次の仕事へ向かうなど時間がない場合は仕方ありませんが、それ以外では、「ファンのみなさんが応援してくださるおかげで我々はお仕事をさせていただける」という基本精神は若手に至るまで連綿と続いていると思います。そういう姿を見ながら“芸人さんて凄いな”と思っているのですが、タレントさんではなく“凄い方やな……”と感心させられたことがあるので今日はそのお話を。

 その方とは、現スポーツ庁長官で、2004年アテネオリンピックハンマー投げ金メダリストの室伏広治さんです。面識はないのですが「2020東京オリンピック」の開催が決定する前日の13年9月7日に東京駅の新幹線ホームでお見かけしました。お昼すぎだったでしょうか、ホームに上がっていくと、遠巻きに人垣ができてきて“俳優さんかな? 芸人さんかな?”と思いながら近づいていくと、そこには凄いオーラを放っている三つ揃えでビシッと決めた室伏広治さんがかなりの量の荷物を横に置かれて9号車のところに立っておられました。周囲からは小さな声で「室伏さんや」「室伏広治や」「でかいな~」という声があちこちから聞こえてました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動