月9「PICU 小児集中治療室」で“医療過疎”のように描かれ…北海道美瑛町がフジテレビに猛抗議
俳優の吉沢亮(28)が主演するフジテレビ系の“月9”ドラマ「PICU 小児集中治療室」で、10日の放送内容が北海道美瑛町の医療体制への誤解を招くとして、同町がフジテレビに抗議し、話題となっている。
ドラマは、札幌市の丘珠空港近くの架空の病院に新設された小児専門の集中治療室(PICU)で、患者を一秒でも早くPICUに搬送するため、医師らが、医療用ジェット機の運用を目指す姿を描くヒューマンストーリー。
10日放送の第1回では、美瑛町を舞台に以下のような描写があった。
美瑛町のドラマのロケ現場で子役が体調を崩し、スタッフの車で最寄りの病院に向かうが、カーナビで1時間程度かかることが判明。車中で「やっぱり救急車のほうがよかったですかね」と尋ねる母親に対し「でも結局ロケ先に来てもらうのに時間が倍かかるんですよ」とスタッフは答える。
その間に子供は車内で吐血。しかし「美瑛記念病院」(※病院名は実在しない病院名=以下同)に着くと、大きい病院で診てもらうべきだと判断され、さらにそこから20分かけて旭川市の「道北医科大学病院」に救急車で搬送される。しかし、そこには小児専門の外科医はおらず、子供は下血し心肺停止状態に。