「ザ・トラベルナース」視聴率好調も岡田将生の存在感が薄いナゼ…主演は中井貴一?
20日にスタートした岡田将生(33)主演の連続ドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)。初回の世帯平均視聴率は11.9%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)の2ケタ超えと、上々の滑り出しだった。米倉涼子(47)の「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレ朝系)で知られる中園ミホ氏のオリジナル脚本である。
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は、「《私、失敗しないので》の決めゼリフで知られる『ドクターX』シリーズは、分かりやすい勧善懲悪もの。老若男女が楽しめて、見ていて気分がすっきりするのが人気の秘密ですよね。まさに現代版の『水戸黄門』。その中園さんの脚本で同じくテレ朝系の放送ということで視聴者の期待も高く、《始まるのが楽しみ》という声が放送前から多かった。それが見事に視聴率に表れましたよね」と話す。
「ドクターX」の主人公・大門未知子は外科医。対して「ザ・トラベルナース」の主人公である那須田歩(岡田)は、オペ室で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる「NP(ナース・プラクティショナー)」という資格を持つ、アメリカ仕込みの優秀なフリーランスのナースだ。そして、那須田と同じタイミングで物語の舞台である天乃総合メディカルセンターに勤務し始めたのが、謎が多い看護師・九鬼静。演じるのは中井貴一(61)である。
「主演は岡田さん。分かっていて見始めたものの、九鬼のキャラが強烈に面白すぎて、どうしても中井さんを目で追うことに。ちょっと『相棒』の杉下右京(水谷豊)を彷彿させる物腰柔らかな九鬼が、突如広島弁でタンカを切る。思わず《カッコいい》と心の中で拍手喝采ですよ。中井さんの演技が際立ちすぎて、主演の岡田さんの印象が少し薄くなっているのがやや心配」(テレビ誌ライター)