伊藤咲子は城みちると10代アイドル同士で熱愛 三木たかしに叱られながらも逢瀬を重ねた
アイドルの登竜門「スター誕生!」は多くの歌手を輩出した。伊藤咲子(64)もそのひとり。同じスタ誕出身の城みちると恋に落ちたのは有名な話だが、10代のアイドルにとって当時、恋愛はご法度。どうやって熱愛に発展したのか……。
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♪誰のために咲いたの それはあなたのためよ~
15歳のとき、「スタ誕」で優勝。デビュー曲「ひまわり娘」(1974年)がそのままキャッチフレーズになり、アイドルの仲間入りを果たした。デビューは遅れたが、森昌子ら中3トリオと同い年だ。
ミニスカートと丸顔のルックスとはギャップのある歌唱力で、続く「木枯しの二人」「乙女のワルツ」もヒットし、76年には「きみ可愛いね」で紅白に初出場を果たした。
「サッコ」と親しまれた咲子が好きになったのは、「イルカにのった少年」(73年)で1年早くデビューした美少年アイドルの城みちる。熱愛は2人の人気絶頂時からスタートした。
きっかけは咲子が夏の旅行で顔が真っ黒に焼けてしまい、それを人づてに聞いたみちるが番組で共演した際、姉が持っている日焼けに効く塗り薬を手渡したこと。それまでは歌番組で「おはよう」くらいしか話したことがないのに、突然「これ、使ってごらん」と言われた。その時の様子を咲子は「『ありがとう、治ったよ』と返すと『だろ!』と。それから急接近ですよ」と、後に日刊ゲンダイで語っている。