伊藤咲子は城みちると10代アイドル同士で熱愛 三木たかしに叱られながらも逢瀬を重ねた
「ファンに夢を与える仕事をしているのに、指輪をしたままステージに上がるつもりか」
周りにいたマネジャーたちはア然。咲子は「何コレ? と思いました。親にも叩かれたことないのに」と怒り心頭。2人はその後、一切口を利かなくなったという。
もっとも10年後に偶然居合わせた新幹線の中で和解したそうだ。
だが、アイドル同士の熱愛は成就しなかった。
みちるは20歳になった78年に、いったん引退。大学に進み、実家の電器屋を継ぐために広島に帰郷し、2人は別れた。
咲子も実業家との結婚を機に89年に引退し、夫の勧めで31歳で飲食店をオープン。その後、41歳で子宮内膜症を患い手術、急性腎盂腎炎も併発、店も畳んだ。だが、「これから何を生き甲斐に生きていくんだろう」と失意のドン底の時にファンが作ったサイトの存在を知り、「きっとサッコは戻ってきてくれるよ!」という多くの書き込みを見て復帰を決意した。
2004年に芸能界復帰後は同窓会コンサートなどで「スタ誕」仲間と共演。城みちるも復帰し、今は同じ事務所に所属している。4年前の咲子のアルバムにはデュエット曲も収録された。ともに離婚、再婚を経験しているが、咲子は今も「みちるは心の友。心友(しんゆう)」と語る。