MISIAは紅組トリ4年連続で“和田アキ子化”? 福山雅治とのマンネリコンビに見る紅白歌合戦の限界
■収まりがいいアーティストがいない!
その《マンネリ感こそが紅白》なんて意見もあるのだが、最近の若者はミスチルを知らないことがニュースになる時代。20代も60代も知っていそうなアーティストとなると、今年の出場歌手を見渡しても……。
「かつての和田アキ子さんとか、もっと前なら美空ひばりさんとか、何となくトリに収まりがいいアーティストが今の時代はいない。収まりがいいからと言って、紅白に出場してもらえるとも限らないですし……あと数年はMISIAさんと福山さんのコンビが続くような気もします」(前出のレコード会社関係者)
MISIAが和田アキ子化していくのか。
「そもそも白組初出場のVaundyのファンがジャニーズのタレントまで見たいと思うかどうかも疑問です。同じ世代でも好みが細かく分かれる時代に、老若男女を取り込もうとすること自体に無理がある。これだけ幅広い世代のアーティストを集められるNHKはさすがとしか言いようがありませんが、そこに紅白の限界を感じますよね」(前出のスポーツ紙芸能デスク)
後半しょっぱなを飾るのが、紅組初出場のウタ(Ado)で、その後が2回目のKing Gnuで、それに続くのが三山ひろしの「けん玉世界記録への道」。それが紅白だと言われれば、それまでだが。