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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

大久保佳代子ら躍動する「上田と女が吠える夜」はGP帯進出…“女性主役”のトークバラエティー人気のワケ

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 コンセプトは“女とは、女が許せない生き物である”と女が女を一刀両断する番組だ。

 司会も女性がベストだったが、テレビ関係者は、「上田はまわしのうまさに定評がある。日テレの貢献度もあるし、女性人気も高い。裏を返せば、女性のリーダー格となり司会のできるタレントがいないということ」という。

 テレビ史をひもとけば、昭和には土曜の昼に「独占!女の60分」という番組があった。司会は水の江瀧子。パネリストには丹下キヨ子、宮城千賀子と毒舌で知られる口達者が顔を揃えていた。“女のための、女による、女の60分”をキャッチフレーズに過激なトークが売りだった。企画の中には「日活ロマンポルノ撮影現場に潜入」などのコーナーもあり男性にも人気があった。

「女をテーマにすることで男ののぞき見心理を刺激して男性の視聴も期待していた」(元テレビマン)番組は17年続いた。

■男性からの関心も

「──吠える夜」も男性からの関心をジワジワと高めている。水曜夜9時はテレビ朝日系の人気ドラマ「相棒」がある。今期も2桁の視聴率を維持しているが、「──吠える夜」も最近では9%台と2桁には及ばずとも、確実に「相棒」の背中が見えてきている。

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