たけし軍団がFRIDAYで語った1986年襲撃事件の裏側 あれで写真週刊誌の潮目が変わった

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「たけし事件」といって、すぐにピンとくる人はどれぐらいいるだろう。

 1986年12月9日未明、愛人の専門学校生に強引な取材をされたことに激怒したビートたけしとその軍団12人が、講談社のFRIDAY編集部を襲って、部員5人に肋骨を折るなどのケガを負わせた傷害事件である。

 事件後、講談社側がこの事件を「言論の自由を封殺するものだ」と言ったため、大手メディアや世論から、「毎週プライバシー侵害をやっている写真週刊誌がそんなことを言えるのか」という批判が巻き起こった。

 当時、FRIDAYとFOCUSを合わせた部数は400万部といわれた。それがこの事件を機に女性読者が離れ部数が激減。私が編集長になった1990年には60万部を切るところまで落ち込んでいた。

 今週のFRIDAYは、たけし軍団が結成40周年を迎えたのを機に、枝豆やダンカン、ガダルカナル・タカに、たけし事件のことを語らせている。

タカ「『みんなちょっとメシ食うから集まれ』みたいな話があって、たけしさんから『こういうことだから』って説明を聞いたときに、やり方が酷いなと、ガマンできないぐらいの憤りを感じました」

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