たけし軍団がFRIDAYで語った1986年襲撃事件の裏側 あれで写真週刊誌の潮目が変わった

公開日: 更新日:

ダンカン「あの頃の写真週刊誌はなんでもありみたいなところがあって、度を超えちゃったんですよね」

タカ「手を出してしまったのは申しわけないけど、編集部側もある部分では挑発的だったんです。『文句あるなら来いよ』って言われたら、たけしさんや我々の気性からすると行くじゃないですか。それでこちらが殴り込んできたら記事にしてやろうというぐらいの意図はあったと思います。でも想像以上に我々が暴れた」

 枝豆は、連絡がつかず参加していなかった。だが、事件のテレビを見ていて憤り、自分だけでも講談社に乗り込もうと武器を探しているところに、たけしから電話があったという。

「おまえの面倒は一生見るから勘弁してくれ。今は動かないでくれ」と言われてやめたそうだ。

 事件でケガをした編集部員が異動になり、今でいう事件のPTSDのためか、酒浸りになって亡くなるという悲劇もあった。

■あれで写真週刊誌の潮目が変わった


 売れっ子芸人が専門学校生の愛人をつくり子どもまでもうけるというのは、決して美談ではない。取材が度を越さず、単なる傷害事件で終わらせ、講談社側が言論の自由を持ち出さなければ、FRIDAYを含めた写真週刊誌があそこまで落ち込むことはなかったのではないか。

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