「ジャニー喜多川問題」追及できないNHKのジレンマ その一方で未契約者に“割増金ペナルティー”の強硬姿勢
「若者を中心にテレビ受信機を持たない、持っていてもテレビをほとんど観ない“テレビ離れ”が加速する中、NHKは若者に人気のジャニーズのタレント、グループを連続テレビ小説や大河ドラマ、紅白歌合戦に起用しています」(大手芸能プロダクション幹部)
現在放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」には「Snow Man」の目黒連(26)が出演しているが、朝ドラのジャニーズタレント起用の歴史は古い。
■報道とエンタメを切り離せない
1989年の「青春家族」には元「SMAP」の稲垣吾郎(49)。93年の「かりん」には「Kinki kids」の堂本剛(43)。94年の「春よ、来い」には「TOKIO」の国分太一(48)。97年の「あぐり」には生田斗真(38)。2006年の「芋たこなんきん」には「TOKIO」の城島茂(52)といった具合だ。
「このほか『てるてる家族』(03年)に当時『関ジャニ∞』の錦戸亮(38)をはじめ、大阪局制作の朝ドラには、関西ジャニーズ勢の起用が目立つ。自社のタレントを売り出したい事務所の思惑と、視聴率を取りたいというNHKの利害が一致しています」と話す前出の芸能ライターはこう続ける。